2011年10月27日

知っておきたい「酒」の世界史

「知っておきたい「酒」の世界史」

 世界最古の酒、蜂蜜酒ミードから四大文明それぞれの酒の興り、中国錬丹術とギリシャ錬金術がイスラムで融合して生まれた蒸留器アランビク、大航海時代を支えた酒の存在のように世界史にいつも深く関わってきた酒の発展の流れを時代・酒種ごとに語った本。
 ウォッカ、ジン、テキーラ、ウィスキー、ラム、ブランデー、リキュール、ワイン、ビール、焼酎、アクアビット、アブサン、カクテル等々、多くの酒が歩んできた変遷がそのまま人類史を眺めるようでとても面白かった。




タグ:お酒 世界史
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トマトが野菜になった日

「トマトが野菜になった日」

トマトというすっかり料理におなじみとなった野菜のあまり知られていない歴史を著者が、ときにメキシコ、ときにアンデスとトマトにゆかりのある各地へ体当たり取材して調べた愛すべきトマト本。
始まりのトマトのことからヨーロッパでの毒草扱いされた経緯、調理法や日本で普及した原因の考察などいろいろ語られています。



posted by 有人司書 at 13:15| Comment(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月04日

2011年9月の読書記録

2011年9月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1691ページ
ナイス数:0ナイス

■多読術 (ちくまプリマー新書)
読了日:09月30日 著者:松岡 正剛
http://book.akahoshitakuya.com/b/4480688072

■宇宙第5の力 反重力はやはり存在した (Shocking Science)
読了日:09月30日 著者:早坂 秀雄,杉山 敏樹
http://book.akahoshitakuya.com/b/4198608547

■トポロジーへの誘い―多様体と次元をめぐって (幾何学をみる)
 トポロジーという学問は一体どんなもので何を研究するものなのかという疑問が易しめに書かれている。  位相不変な性質を探るということで1・2・3次元の説明から4次元・n次元へと一般化し、オイラー標数、多様体と重要な概念について順を追って解説している。ただし全体で140p程の本一冊に現代トポロジーで主要な定理の紹介を詰め込んだために、5章以降辺りから説明を略した難しい用語や数式がぽんぽん飛び出てくるので、トポロジー初心者は4章まで読んで後のページはぺらぺら眺めておしまいとする方が後腐れがなく良いように思う。
読了日:09月29日 著者:松本 幸夫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13699048

■πとeの話―数の不思議
 一見、当然無限大に発散していってしまいそうな様々な無限級数が、実はある値に、それも円周率であったりネイピア数e(一般には馴染みが少ないがこちらも数学や物理で重要な定数)の絡んだきれいな値にまとまってしまうというのだから面白い。 たかが数字の羅列では済まない、数式の持つ美しさをながめてこの世界を記述する数学の奥深さや神秘を感じてもらおうという数式の美術展のような本。
読了日:09月28日 著者:Y.E.O.エイドリアン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13672441

■精神と自然―生きた世界の認識論
「対象を見固めるのでなく、対象をこえてつながるパターンをこそ見つめること」 そうあとがきにある通り、差異あるもの間の比較から浮かび上がる、それらをつなぐパターンを見つけだし科学・宗教・社会・精神その他世界の様々を包括する規則を探る、知の巨人ベイトソンの思索を味わう本。 引き合いに出される対象が生物の発生から進化論、科学論にサイバネティクスと多岐かつ深く、さらにベイトソンなりの語句の定義が盛り合わさり話題についていくのが大変だが、博学趣味の人ならこのつながるパターンの大局観がたまらないのではないだろうか。
読了日:09月21日 著者:グレゴリー ベイトソン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13530031

■大学生からの「取材学」-他人とつながるコミュニケーション力の育て方
読了日:09月12日 著者:藤井 誠二
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062725789

■33個めの石 傷ついた現代のための哲学
読んだあとからが世界に問いを発する始まりの本。 〜主義だとか〜論というようなお堅いいわゆる哲学語は出てこない。しかし、人の命や価値であったり社会について、現代に生きる私たちが直面している様々な痛みをテーマとしたエッセイ群をもって、現代のほころびにびしびしと疑問が投げかけられている。 赦しについて、自殺について、痛みを忘れてしまいたい社会について。戦争、差別、監視、「みんないっしょに」、歪なこの現代世界につまずく私たちそれぞれが無視していてはいけない、多くの問題を考えるための気づきを与える本。
読了日:09月05日 著者:森岡 正博
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13223247


▼2011年9月の読書メーターまとめ詳細
http://book.akahoshitakuya.com/u/111333/matome

▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/



 ということで9月は中身としても考えさせられるヘビーな本をいろいろ読みました。哲学も物理学もどちらも日常のなかで受け流してしまいがちな、物事の根本を問うものなので社会にとって直接かつすぐには役に立たない無用なものかもしれない。これから何らかの形で社会の一員になっていく私にとってはて、今これらを学ぶ価値はあるのだろうか、奨励される類いの勉強なのだろうか? そもそも有用性の評価軸のみで価値を計るべきなのか? まだまだ大学生になってなお進路を迷う私に、いろんな問いを考えさせてくれる読書であった。

posted by 有人司書 at 00:07| Comment(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月01日

トポロジーへの誘い


「トポロジーへの誘い」

 トポロジーという学問は一体どんなもので何を研究するものなのかという疑問が易しめに書かれている。
 位相不変な性質を探るということで1・2・3次元の説明から4次元・n次元へと一般化し、オイラー標数、多様体と重要な概念について順を追って解説している。

 ただし全体で140p程の薄めの本一冊に現代トポロジーで主要な定理の紹介もあれこれと詰め込まれていたために、5章以降辺りから説明を略した難しい用語や数式がぽんぽん飛び出てくるので、トポロジー初心者は4章まで読んで後のページはぺらぺら眺めておしまいとする方が後腐れがなく良いように思う。数式がそもそも苦手という人は(この本を手に取るような人には珍しいと思うが)3章も難しいと思うが、3次元でない空間ではどんな考え方ができるのかと想像力を鍛える良い頭の体操になるので頑張ってみるのもいいかも。
 空間を含めて図形の性質を探るトポロジーに興味が湧いて、後半の難解な用語が気になったら別の本へ。この本はトポロジー初学者の足がかりとなる本だ。




posted by 有人司書 at 00:26| Comment(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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